医療事務担当者の1日のスケジュール

医療事務といっても、丸一日、事務や経理、経理などのデスクワークが続くわけではありません。受付は受付のみ、経理は経理のみと、しっかり分業制ができあがっている総合病院は別ですが、個人経営のクリニックなどでは、時としてデスクやパソコンの前に座る時間を後回しにすることも少なくありません。

 

窓口での受け付けはもちろんのこと、待合室では、診察の順番が来た患者さんの呼び出しや、慣れなくてまごまごしている患者さんの誘導や、患者さんのお子さんをあやすなど、患者さんへの接遇も大切な要素なので、資格取得を目指すスクールでも、講義の一項目とされています。

 

ある医療事務担当者の一日を見ていきましょう。

 

1)朝、出勤したら、クリニック内外の清掃、待合室の花活けを行う。

 

2)開院後は、受付・予約受付・診療前の患者さんへの呼び出し・カルテのコンピュータ入力・会計。

 

3)お昼の休憩をはさんで、午後の受付開始後は、再び受付・予約受付・診療前の患者さんへの呼び出し・カルテ・コンピュータ入力・会計。

 

もちろん、患者さんの誘導・カルテの整理・レセプト(診療報酬明細書)作成と続きます。その日にコンピューター入力した金額と、レジに入った現金の合計金額が合っているか否かを確認するのも業務のうちです。

 

診療時間が終わったら、待合室の片づけ、院内の清掃を済ませて、終了となります。

 

ドクターは診療に集中し、ナースはその介添えに集中し、検査技師は検査に集中するなか、医療事務は、多方面への目配りが必要な仕事といえましょう。一方、患者さんたちにとって、医療事務は、クリニックのイメージを代表する存在として映るもの。

 

地域によっては「あそこの内科は…」なんて、医師の腕とともに、医療事務が噂に上ることも。職務として、清潔感のあるたたずまいを心がけましょう。ヘアカラーはダークブラウン程度の明るさにとどめ、濃い目のお化粧やネイルはご法度です。

 

もちろん、資格取得の際に必ず学ぶことですが、仕事中の私語や、患者さんの噂話などは厳禁です。守秘義務から、患者さんのプライバシーを第三者に漏らすことも禁じられています。