医療事務|正確に仕事をこなす能力は必須?

医療事務の資格を目指して、専門学校で最初に学ぶことは、日本の医療制度である、国民健康保険や社会保険の仕組み。さらに、老人医療や公費負担医療、自賠責や労災など、複雑多岐にわたる知識も得ていきます。

 

医療事務の仕事は、医療機関内のすべての診療行為から発生した費用=医療費に関わる一連の業務が対象となります。診療を終えた患者さんのカルテをコンピュータ入力によって記録、ドクターの行った診察や治療、薬の処方せんなどの内容を入力します。

 

そのかん、医療費の患者負担の割合を保険証から確認し、患者さんの負担額を算出します。医療費の請求書を作成、患者さんから診療費を受け取り、会計を行うことも一連の流れ。

 

医療費は、点数で表され、初診料が○点、検査が○点、処方箋を出したら○点と、その都度、合計点数が算定されます。月末には、カルテを確認しながら、コンピュータを使用して診療報酬明細書(レセプト)の作成を行います。

 

カルテから、保険負担分の医療費を1カ月月ごとに合計し、保険組合や市区町村に対して、該当する負担分の請求を行うのです。レセプト作成は、医療事務の業務の核心ともいえる大切な任務となっています。

 

作成されたレセプトは、担当者が点検しますが、公共機関への提出書類ですので、入力ミスをした場合は、再び入力し直し提出しなくてはなりません。レセプト作成が遅れたり、書類に不備があると、場合によっては、医療機関の経営状態に影響が出てくることもあります。

 

医療事務の資格取得を目的としたスクールで、このレセプト作成について重点的に講義を行うところが多いのは、そのためといえます。

 

だからといって、しかめつらで事務作業に集中、とはいかないのが、医療事務の仕事。患者さんに対してもわけへだてなく思いやりを持って接する“天使のような”ふるまいも持ち合わせている必要があるのです。

 

入力も計算も迅速に正確にできるスキルがあれば、他の用への対応も、余裕がでてくるというもの。どこの職場でも通用する、有能な医療事務を目指したいものです。